【TOKYO TORCH】東京駅前に新街区!トーチタワーなど4つの建物、全体開業まで解説

東京駅日本橋口前の常盤橋エリアで開発が進む大規模複合街区「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」。常盤橋タワー、Torch Tower(トーチタワー)、銭瓶町ビルディング、変電所棟、そして街区中央のTOKYO TORCH Parkが一体となり、東京駅前に新たな都市空間を生み出すプロジェクトです。

本記事では、TOKYO TORCHという街区全体の概要や、2028年の完成に向けた最新情報、各建物の役割、広場やアクセスの特徴についてわかりやすくご紹介します。

目次

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)とは?

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)は、東京駅日本橋口前の常盤橋エリアで進行する、約3.1haにおよぶ大規模複合再開発です。大手町二丁目常盤橋街区および中央区八重洲一丁目など、かつて日本ビルヂング、朝日生命大手町ビル、JXビル、大和呉服橋ビルなどが立地していたエリアで、街区全体の再整備が進められています。

街区内では、2021年に高さ約212mの「常盤橋タワー(A棟)」、2022年に「銭瓶町ビルディング(D棟)」が竣工しています。現在は、中核となる「Torch Tower(B棟)」や変電所棟、TOKYO TORCH Parkを含む街区全体の完成に向けて、開発が進行中です。

なかでもTorch Tower(トーチタワー)は、2028年竣工予定の超高層複合施設です。完成時には約385m、地上62階で日本一の高さとなる建物として計画されており、オフィス、商業施設、ホテル、住宅、ホール、展望施設などを備える予定です。あべのハルカスの300m、麻布台ヒルズ森JPタワーの325mを上回る規模となります。

プロジェクトの主要な関係権利者には三菱地所が名を連ね、建物の設計は三菱地所設計などが手掛けています。敷地面積は約31,400㎡、総延床面積は約740,000㎡、屋外空間の総面積は約20,000㎡におよび、東京駅前の新たなランドマークとなる大規模プロジェクトです。

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)の街区概要

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)がある常盤橋エリアは、江戸時代には江戸城へ向かう表玄関である常盤橋御門があった歴史ある場所です。その後、高度経済成長期には日本ビルヂングをはじめとする大規模オフィスビルが整備され、日本の経済成長を支えるビジネスエリアとして発展してきました。

TOKYO TORCHでは、そうした歴史を受け継ぎながら、東京駅前という立地を活かし、オフィス、商業、ホテル、住宅、広場、文化発信機能などを備えた新しい街区づくりが進められています。

単なる高層ビル開発ではなく、働く人、訪れる人、地域、地方自治体がつながる場所として、東京駅前から日本の魅力を発信する街区を目指している点が大きな特徴です。

TOKYO TORCHが目指す役割は主に以下の3つです。

  1. 東京・日本の魅力を発信: 再び世界から多くの人々が訪れる東京・日本の玄関口として、この場所でしか体験できない東京・日本の魅力を発信すること。
  2. ワーク・ライフ・インテグレーションの推進: ポストコロナ時代において重要視されるワーク・ライフ・インテグレーションを後押しし、都市で過ごす人々の人生100年を豊かにするためのコンテンツやサービスを提供すること。
  3. ONE TEAMでのまちづくり: 開発段階から、プロジェクトに共感する企業、地方自治体、個人の輪を広げ、ONE TEAMとしての東京・日本をリードするまちづくりを体現すること。

これらの取り組みを通じて、TOKYO TORCHは東京の新しいランドマークとして、日本のみならず世界の多くの人々に魅力と希望を与える存在となることを目指しています。

TOKYO TORCHは、A棟の常盤橋タワー、B棟のTorch Tower、C棟の変電所棟、D棟の銭瓶町ビルディングで構成されています。それぞれの建物がオフィス、商業、ホテル、インフラ、広場機能などを分担しながら、街区全体としてひとつの大きな都市空間を形成しています。ここでは、各建物の役割を簡潔にご紹介します。

常盤橋タワー(A棟)

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物件名常盤橋タワー(A棟)
所在地東京都千代田区大手町二丁目6番4
主要用途オフィス、店舗、駐車場他
竣工2021年6月30日
規模地下5階、地上38階
※建築基準法上、地上40階
構造形式地上:鉄骨造 一部柱:CFT造
地下:鉄骨鉄筋コンクリート造 一部鉄筋コンクリート造
高さ約212m
延床面積約146,000㎡ ※A棟単体
敷地面積約31,400㎡ ※街区全体
貸室総面積約75,300㎡(約22,800坪)
床許容積載荷重基準階事務室:500kg /㎡(ヘビーデューティゾーン:800kg /㎡)
フリーアクセスフロア高さ130mm
事務室天井高基準階:2,850mm、特殊階(8階・22階・30階):3,000mm
駐車場常盤橋タワー完成時:176台(自走式64台/機械式112台)
自転車用111台
バイク用20台
EVオフィス乗 用:29台(5台×1バンク、8台×3バンク)
VIP用:2台
非常用兼人荷用:2台
空調設備各階コンパクトAHU方式+VAV(可変風量)方式(一部除く)

常盤橋タワー(A棟)は、三菱地所によって2021年6月30日にJR東京駅日本橋口前にて竣工した地上38階(建築基準法上では地上40階)、地下5階、高さ約212mの超高層ビルです。同年7月21日には、商業エリア「TOKYO TORCH Terrace」(トウキョウトーチテラス)が開業しています。

このビルは、地下1階から地上3階にかけての商業ゾーン「TOKYO TORCH Terrace」と、9階から37階に配置されたオフィスエリアから構成されています。商業ゾーンには13店舗が出店し、1階から3階のすべての飲食店には、大規模な広場「TOKYO TORCH Park」を望むテラス席が設けられています。

オフィスエリアでは、3階のカフェテリアラウンジ「MY Shokudo」(まいしょくどう)と8階のオフィスサポートフロアが入居者専用(「MY Shokudo」は昼間のみ)。「MY Shokudo」では、利用者の健康をサポートしつつコミュニケーションを促進するための様々なプログラムやサービスが提供されています。

常盤橋タワーは、その機能的な設計と優れた立地により、東京の新たなランドマークとして注目されています。ビル内の商業施設とオフィスエリアは、都市の生活とビジネスの新たな拠点として、多くの人々に利用されています。

Torch Tower(B棟)

Torch Tower(B棟)
参照:三菱地所 オフィス情報
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物件名Torch Tower(B棟)
所在地東京都千代田区大手町二丁目8番1他、東京都中央区八重洲一丁目2番1他
主要用途事務所、賃貸住宅、ホテル、ホール、店舗、駐車場等
竣工2028年5月末(予定)
規模地上62階、地下4階
構造形式地上:鉄骨造 一部柱:CFT造
地下:鉄骨鉄筋コンクリート造 一部鉄筋コンクリート造
高さ385m
延床面積約553,000㎡ ※B棟単体
敷地面積約31,400㎡ ※街区全体
建築面積約13,200㎡

Torch Tower(B棟)は、三菱地所が東京都千代田区大手町2丁目に建設中の地上62階、地下4階、高さ385メートルの超高層ビルです。

2026年3月には、低層部の架構が完工しメディアに向けて公開されました。2026年中に高さ300mに達し、2027年5月に最上層の工事が始まる予定となっています。竣工は、2028年5月末の予定です。

このビルは、7階から52階までのオフィスの他充実した商業施設も設置されます。地下1階から地上6階までの店舗やエンターテイメントホールに加え、高級ホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」が53階から58階に入居予定です。さらに、59階と60階には賃貸住宅が配置され、61階から屋上には展望台が設けられます。

設計は三菱地所設計が担当し、施工は清水建設が行っています。Torch Towerは、東京の新しいランドマークとして注目されており、その完成は東京の都市景観に新たな魅力を加えることが期待されています。

変電所棟(C棟)

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物件名変電所棟(C棟)
所在地東京都千代田区大手町二丁目8番1他、東京都中央区八重洲一丁目2番1他
主要用途店舗、変電所、駐車場等
竣工Ⅰ期:2021年6月末
Ⅱ期:2028年3月末予定
規模地下4階
構造形式
高さ
延床面積約20,000㎡
敷地面積
建築面積300㎡

延べ面積約20,000平方メートルの施設です。この建物は、東京電力の変電所を含んでおり、その改修と機能更新が行われています。

変電所棟は、敷地中央地下に位置し、地上部分には大規模な広場が整備される計画です。このプロジェクトは2段階に分けて進行しており、第1期工事は常盤橋タワー側で2018年1月に着工し、2021年6月末に完成しました。第2期工事はTorch Tower側で進行中で、2023年9月に着工し、2028年3月末の竣工を目指しています。

変電所棟(C棟)の建設は、TOKYO TORCHプロジェクト全体の効率的なエネルギー供給を支える重要な役割を担っており、周辺の再開発におけるエネルギーインフラの核として機能します。また、地上に整備される広場は、公共空間としての価値も提供し、地域コミュニティにとっての新たな憩いの場を創出することが期待されています。

銭瓶町ビルディング(D棟)

銭瓶町ビルディングの外観
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物件名銭瓶町ビルディング(D棟)
所在地東京都千代田区大手町二丁目8番地55の一部
主要用途オフィス、下水ポンプ場、駐車場等
竣工2022年3月
規模地上9階、塔屋1階、地下3階 
構造形式(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
高さ約53m
延床面積約30,000㎡
敷地面積3828.09㎡
建築面積2878.87㎡

銭瓶町ビルディング(D棟)は、東京駅近くに位置し、その外壁は下水道管渠に伝統的に用いられるレンガタイルを模したデザインで下水道施設としてのアイデンティティを表現しています。建物のコーナー部は丸みを帯びたファサードデザインで、環境負荷を考慮した庇の出の変化により表情豊かな外観を形成しています。

1階の多目的スペースでは店舗やカフェが設置され、外壁にはデジタルサイネージを設けています。また、2階と屋上のテラスには植栽を配し、隣接する常盤橋公園と緑のネットワークを形成。庇の光沢あるツヤで緑が反射し温かみのある空間になっています。さらに、エントランスホールには多摩産の内装材を採用し、外部の緑と調和しています。

TOKYO TORCH Park(広場)

TOKYO TORCH Parkの写真
参照:TOKYO TORCH

TOKYO TORCH Park(トウキョウトーチパーク)は、東京の新しいランドマーク、TOKYO TORCHプロジェクトの中心部に位置する広場で、都市の緑化とリラクゼーションスペースを提供しています。

この公共空間は、自然の息吹を感じる憩いの場として、地域コミュニティやビジターに開かれており、JR東京駅の近くにあるためアクセスが便利です。広場は、周辺のオフィスビルや商業施設、レストランと結びつき、ビジネスとレジャーの両方のニーズに応えます。

また、季節ごとのイベントや様々なアクティビティの開催場所としても利用され、東京の都市生活に新たな魅力と活力を加えています。

TOKYO TORCHプロジェクトのタイムライン

東京の新しい顔、TOKYO TORCHプロジェクトは、その壮大なビジョンと先進的な設計で注目を集めています。このセクションでは、TOKYO TORCHプロジェクトがどのように進展してきたのか、その重要なマイルストーンをタイムライン形式で紹介します。

初期の計画段階から現在に至るまでの重要なイベントを追ってみましょう。このタイムラインを通じて、TOKYO TORCHプロジェクトの全貌と、それが東京の風景にどのように組み込まれていくのかをご覧ください。

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イベント日付
常盤橋タワー(A棟)竣工2021年6月30日
TOKYO TORCH Terrace(トウキョウトーチテラス)開業2021年7月21日
MY Shokudo(まいしょくどう)開業2021年8月中旬
変電所棟(C棟)第1期工事完成2021年6月末
Torch Tower(B棟)着工2023年9月27日
変電所棟(C棟)第2期工事着工2023年9月
Torch Tower(B棟)竣工2028年5月末
変電所棟(C棟)第2期工事完成2028年6月末
TOKYO TORCH全体開業2028年以降

TOKYO TORCHプロジェクトのタイムラインを振り返ることで、この巨大プロジェクトがどのように進化し、東京の新たなランドマークとして成長してきたかが明らかになります。

各フェーズの竣工から、今後の開業に至るまで、TOKYO TORCHは都市のダイナミズムと革新的な発展を体現しています。このプロジェクトは、東京の都市景観だけでなく、私たちの生活にも新たな息吹を吹き込んでいます。今後も続くTOKYO TORCHの進展に、引き続きご注目ください。

まとめ

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)は、ただの再開発エリアではなく、東京・日本の新たなシンボルとして、国内外にその魅力を発信し続ける場所です。

東京の玄関口としての歴史を受け継ぎつつ、革新的なビルディングデザインと充実した機能で、ワーク・ライフ・インテグレーションの理想を具現化しています。

東京の中心に新たな息吹を吹き込むTOKYO TORCHは、これからの数十年、都市の顔として、私たちの生活に刺激と豊かさを提供し続けることでしょう。

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