什器とは?オフィスで使われる什器の意味・種類・選び方を徹底解説

オフィス移転やレイアウト変更を検討していると、見積書や打ち合わせの中で必ず出てくる言葉が「什器(じゅうき)」です。
- 「什器とは何ですか?」
- 「家具とどう違うの?」
- 「オフィス什器は購入とレンタルどちらがいい?」
- 「中古やクリーニングって選択肢はある?」
特にオフィス移転初心者の方にとって、「什器」という言葉は少し専門的でわかりづらいものです。しかし、什器は単なるオフィス家具ではありません。レイアウト、働き方、生産性、さらには企業ブランディングや財務(減価償却)にも関わる重要な要素です。
この記事では、
- 什器とは何か(意味・定義)
- オフィス什器の種類(デスク・椅子など具体例)
- 什器の選び方
- レンタル・購入・リースの違い
- 什器クリーニングや中古活用の考え方
までを、図解や表を交えながらわかりやすく解説します。
この記事を読み終える頃には、「什器とは オフィス」という疑問が完全にクリアになるはずです。

什器とは?オフィスにおける意味と定義
「什器(じゅうき)」とは、業務や店舗運営で使用する家具・設備・器具の総称を指す言葉です。特にオフィスにおいては、デスクやチェア、キャビネット、ロッカー、会議テーブル、受付カウンターなど、日々の業務を行うために必要な設備一式をまとめて「オフィス什器」と呼びます。
- デスク
- 椅子(オフィスチェア)
- 書庫・キャビネット
- ロッカー
- 会議テーブル
- 受付カウンター
- パーテーション
オフィス移転やレイアウト変更の際に「什器搬入」「什器設置」「什器工事」といった表現が見積書や工事工程表に記載されることが多く、専門用語として使われる場面が増えています。
什器は単なる家具とは少し意味合いが異なり、「業務目的で使用する設備」というニュアンスが強いのが特徴です。例えば家庭用のテーブルは家具ですが、企業活動のために導入する会議テーブルは“什器”として扱われます。また、会計上は一定金額以上になると固定資産として減価償却の対象となるため、財務面でも重要な存在です。
近年では働き方改革やABW(Activity Based Working)の浸透により、オフィス什器の役割はより戦略的になっています。単に作業をするための道具ではなく、コミュニケーションを活性化させるレイアウト什器や、企業ブランディングに寄与するデザイン什器など、オフィス空間づくりの中核を担う存在になっています。つまり「什器とは オフィス」というテーマで考えるとき、それは単なる設備ではなく、企業活動を支える重要な経営資源のひとつと言えるのです。

什器・家具・備品の違い
| 用語 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 什器 | 業務用設備の総称 | デスク、書庫 |
| 家具 | 生活・業務用の大型調度品 | テーブル、椅子 |
| 備品 | 消耗しない小物 | 電話機、ホワイトボード |
什器は家具を含む、より広い概念と理解するとわかりやすいです。

オフィス什器の種類(用途別)
オフィス什器は用途によって分類できます。
ここからは具体的に「デスク」「椅子」など細かく見ていきます。
デスク(机)

デスクはオフィス什器の中心的存在です。働き方によって種類が変わります。
主な種類
- 平机
- 片袖机
- ベンチデスク
- フリーアドレスデスク
- 昇降デスク
選定ポイント
- 固定席かフリーアドレスか
- 配線計画(コンセント・LAN)
- 将来的な増員
- 書類量
働き方改革やABW導入企業では、レイアウト変更しやすいベンチデスクが増えています。
椅子(オフィスチェア)

椅子は生産性と健康に直結する重要な什器です。
選び方のポイント
- 長時間作業に対応しているか
- ランバーサポートの有無
- 可動肘付きか
- キャスターの種類
価格帯は1万円台から10万円以上まで幅広く、
安さだけで選ぶと腰痛リスクが高まるため注意が必要です。
収納什器(書庫・キャビネット・ロッカー)

収納什器は業種によって必要量が大きく変わります。
代表例
- スチール書庫
- ラテラルキャビネット
- パーソナルロッカー
- モバイルワゴン
書類が多い業種(士業・不動産業)では特に重要です。
会議室什器

- 会議テーブル
- ミーティングチェア
- 電源付きテーブル
- WEB会議対応什器
オンライン会議増加により、モニター設置前提のレイアウトが主流です。
受付・エントランス什器

受付什器は企業の第一印象を決めます。
- 受付カウンター
- 待合ソファ
- サイン什器
- ラウンジ家具
採用活動にも影響するため、デザイン性が重視されます。

オフィス什器の選び方
オフィス什器を選ぶ際に重要なのは、「見た目」や「価格」だけで判断しないことです。まず考えるべきは、自社の業務内容とレイアウト計画です。例えば、固定席中心の組織なのか、フリーアドレスを導入するのかによって必要なデスク形状や収納量は大きく変わります。また、今後の人員増加や組織再編の可能性がある場合は、レイアウト変更しやすいモジュール型什器を選ぶと柔軟性が高まります。
次に考慮すべきはコストです。什器は購入すると固定資産となり、減価償却の対象になります。初期費用を抑えたい場合はレンタルやリースを活用する選択肢もあります。スタートアップ企業や短期プロジェクトの場合は、レンタル什器の方が合理的なケースも少なくありません。
さらに、企業ブランディングの視点も重要です。受付什器や会議室什器は来客の第一印象を左右します。採用活動においても、洗練されたオフィス家具は企業イメージ向上に寄与します。
オフィス移転は一度決めると数年間は使い続ける空間づくりです。什器選定は内装工事やレイアウト設計と同時に進め、総合的な視点で判断することが理想的です。

オフィス什器はレンタル?購入?どちらがいい?
オフィス什器の導入方法には「購入」「レンタル」「リース」の3つがあります。それぞれにメリット・デメリットがあり、企業規模や契約期間によって最適解は異なります。
| 項目 | 購入 | レンタル |
|---|---|---|
| 初期費用 | 高い | 低い |
| 長期コスト | 安い | 高くなる |
| 柔軟性 | 低い | 高い |
| 処分 | 必要 | 不要 |
購入の場合、長期利用を前提とすればコストパフォーマンスは高くなります。自社資産となるため自由度が高く、カスタマイズやレイアウト変更も柔軟に対応できます。ただし、初期費用が大きく、移転時の搬出・廃棄コストが発生する点には注意が必要です。
一方、レンタル什器は初期費用を抑えられる点が最大のメリットです。短期契約のオフィスや、将来的に移転予定がある企業には向いています。什器の入れ替えも比較的容易で、最新のオフィス家具を導入しやすい点も魅力です。ただし、長期利用では総コストが割高になる可能性があります。
近年増えているセットアップオフィスでは、什器付きで貸し出されるため、そもそも購入やレンタルの必要がないケースもあります。企業の成長フェーズや財務状況、移転計画を踏まえて、最適な導入方法を選択することが重要です。

什器クリーニングという選択肢
オフィス什器は「古くなったら買い替える」という考えが一般的ですが、近年は什器クリーニングやリペアという選択肢も注目されています。デスク天板の補修、チェアの張替え、スチール書庫の再塗装、除菌・抗菌加工などを施すことで、見た目や機能を回復させることが可能です。
この方法はコスト削減につながるだけでなく、環境配慮の観点からも評価されています。SDGsやサステナブル経営を掲げる企業にとって、中古什器の再利用やクリーニング活用は企業姿勢を示す取り組みのひとつになります。
また、長年使い慣れた什器を再活用することで、レイアウト変更時の違和感を減らす効果もあります。移転や増床の際は、すべてを新品に入れ替えるのではなく、「購入」「レンタル」「クリーニング」を組み合わせるハイブリッド型の検討も有効です。
オフィス什器は企業活動を支える重要な設備です。適切なメンテナンスを行うことで、コスト効率と環境配慮を両立しながら、長期的に活用することが可能になります。

まとめ|什器とは、オフィス戦略そのもの
什器とは、単なるオフィス家具ではありません。
企業活動を支え、働き方を形づくる重要な経営資源です。
この記事のポイントを整理すると:
✔ 什器とは業務用設備の総称
✔ デスク・椅子・収納など種類は多様
✔ レイアウトとセットで考えるべき
✔ 購入とレンタルにはそれぞれメリットあり
✔ クリーニングや中古活用も選択肢
オフィス移転は「場所を変える」ことではなく、
働き方を再設計する機会です。
什器選びを戦略的に行うことで、生産性向上・採用力強化・コスト最適化まで実現できます。
もし今、オフィス移転やレイアウト変更をご検討中であれば、什器の選び方から見直してみてはいかがでしょうか。
